マイティラインとは

多治見市モザイクタイルミュージアムでタイルと町の魅力を発信する村山閑さん

    • 2020年04月16日(木)
    • 偉人伝

タイルを通して町の魅力を伝えたい

開館して間もなく4年を迎える多治見市モザイクタイルミュージアム

開館の2年前から準備に携わり、現代陶芸美術館から同館の学芸員に着任した村山さんの仕事は、タイル資料研究管理来館者への解説広報や、展示・ワークショップの企画など多岐にわたります。

同ミュージアムは世界的建築家藤森照信氏による設計でタイルの原料を掘り出す「粘土山」を思わせる外観でありながら、ユニークファンタジーさが人気です。また昨今のモザイクタイルブームなどもあり県内外から多くの来館者でにぎわいます。

「お客様の訪れる目的はさまざまですが、それだけで終わらないように、楽しんでいただきたい。また、知識が深いお客様にも、物足りないと感じさせない工夫に努めていきたいです。地元の有志の方々が20年以上かかり集められ、提供されたタイルは貴重な資料です。こうして町の産業が生きてきた歴史を感じ、町の魅力として多くの人に知っていただけたら」と話します。

前回の「国際陶磁器フェスティバル美濃‘17」で2回目の名誉総裁に就任された眞子内親王が同ミュージアムをご視察でお越しの際には、お迎えにあたり準備など貴重な経験ができたと振り返ります。

これからの展開をお聞きすると、「地元のタイル業界とアーティストとコラボする企画を通して、地元の人にも刺激を与える場所でもありたい」と、笑顔で話します。

開館から3月末で575,000人を超える来館者数は、目標を大きく上回りました。これからもタイルの魅力、町の魅力を発信し、多くの方に親しんでもらえる場所を目指します。

空を望める4階展示室が特におすすめだそうです。

多治見モザイクタイルミュージアム

開館時間
9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日
月曜日(休日の場合は翌平日)
※年末年始(12月29日~1月3日)は休館
観覧料
310円※高校生以下は無料
住所
岐阜県多治見市笠原町2082-5
電話
0572-43-5101
FAX
0572-43-5114
メール
info@mosaictile-museum.jp
※新型コロナウイルス感染症の「非常事態宣言」が発表されたため5月6日(水)まで休館。休館延長の場合有り。

【本記事の問い合わせ先】
多治見市モザイクタイルミュージアム