マイティラインとは

鈴木博とレジェンド岩瀬さんの対談

    • 2019年02月21日(木)
    • ドラ番記者プラール

本日掲載している鈴木博と岩瀬さんの対談に同席した。鈴木博はレジェンドの話に聞き入っていたが、それは私も同じだ。「博志で負けたらしょうがないと思われるようになってほしい」と力説した岩瀬さん。全盛期に「岩瀬で負けたらしょうがない」と言われていたことに触れ「すごくうれしいことだけど、逆に自分にものすごいプレッシャー」と打ち明けた。敵から恐れられる存在だった鉄腕左腕でも重圧を感じていたのだと、興味深く話を聞いた。

岩瀬さんの野球哲学は独特だ。「自分はずっと調子が悪いと思って投げていた」。これには理由もある。「まわりから見たら調子いいでしょと言われるけど、自分はそう思わないようにしていた。調子いいと思ったら、調子悪くなった時に不安しかなくなる」。いわば岩瀬流のメンタルコントロール。前人未到の記録を次々と打ち立てた要因を垣間見た気がした。

(井上洋一)