【コロナ予防】新聞で正確な情報を!/新型コロナQ&A【変異ウイルス㊦】感染経路と対策
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- 2021年09月11日(土)
- いいね新聞生活
マスク着用や換気 より徹底的に
二回目は、感染経路と対策についてです。
Q どのように感染しますか。
A 「飛沫(ひまつ)感染」、「エアロゾル感染」、「接触感染」があります。
飛沫感染は、会話やくしゃみで飛んだ飛沫が、鼻や口の粘膜に付いて起きます。唾液を含む粒子で、すぐに落下しますが、2メートル以内は感染リスクが高いです。
感染力が強い変異ウイルスではエアロゾル感染の高まりが指摘されています。感染者の口や鼻から出た微粒子や、飛沫の水分が蒸発した粒子が空気中を浮遊し、これを吸い込むことで起きるとされます。
10数分~最大3時間空気中を漂い、換気が不十分な密閉空間で蓄積します。ライブハウスやヨガスタジオでクラスター(感染者集団)が発生した要因とされています。
Q 対策は。
A まず、マスクの着用です。変異ウイルスにも不織布のものがより有効です。手洗いや手指消毒もこまめに行い、密を防ぎ、換気を十分にしてください。
発熱や体調に異変があった際は、速やかに病院を受診するなどし、外出や出勤は控えてください。市中にまん延している今、普段会わない人と食事に行くことはリスクがあります。
そして、ワクチン接種です。
Q どのような場所で感染していますか。
A クラスターでも個別例でも岐阜県内の事例を見ると、マスクをしないでの会食やカラオケ、部活の送迎バスの中で弁当を食べていたりと、大部分ですきがあります。
デルタ株への感染例も同様で、今まで通りの感染対策をレベルを上げてしっかりとやることが大切です。
Q ワクチンを打っていても感染する「ブレークスルー感染」も報告されています。変異株にもワクチンの効果はありますか。
A 米ファイザーやモデルナ製のワクチンは、新型コロナの従来株では95%程度の発症予防効果があります。デルタ株ではこれまでのデータで約8割の効果が確認されています。
重症化予防効果は同じようにあるので、感染したとしても、軽く済むことが多いです。(浜崎陽介)
(令和3年9月2日付中日新聞朝刊より)
※この記事は、中日新聞社の許諾を得て転載しています。
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