マイティラインとは

活気にあふれる中日ベンチ

    • 2019年04月08日(月)
    • ドラ番記者プラール

今回のヤクルト3連戦を取材して、中日ベンチの元気の良さが印象に残った。神宮球場の記者席はバックネット裏のグラウンドレベルにあり、しかも本紙の席は三塁側ベンチに近いところ。試合中のベンチの様子がよく見えた。

大きな声がよく聞こえてきて、活気があった。選手の声だけでなく、私個人的には、村上打撃コーチが周りを引っ張るように大声を出していたのが目についた。さまざまな指示を出し「さあ行こう、カモン!」などと盛り上げ、選手が本塁打を打った際は「ヨッシャー! いいぞ!」とシャウトしながら、飛びっきり明るく出迎えていた。

村上コーチが近鉄で現役だった時は、このような姿をテレビでよく見た。そして今も、いいムードをつくり出している。そんな感想を村上コーチに振ると「選手をその気にさせないとね。いい兆しが出てきている」とニッコリ。集中力や一体感を生むいい声、いい雰囲気に触れ、元気をもらった3連戦だった。

(井上洋一)