マイティラインとは

積み重ねが生んだ価値ある一打

    • 2019年04月12日(金)
    • ドラ番記者プラール

先日開幕したばかりと思ったら、もう10試合以上が経過。巨人との2連戦が終わった10日夜、ここまでの与田竜の激戦を書きためたスコアブックをあらためて見返してみたら、本拠地開幕戦だった2日の広島戦で決勝打を放った阿部のコメントが目に飛び込んできた。

「バットをしっかり振り切ったから、あそこまで飛んで落ちてくれた。強く振り切らなかったらそうはならなかったと思う」。フランスアの剛球にバットを折られながらも中前へ運んだ一打について、阿部はこういうコメントも発していた。

強く振るということは、与田監督が繰り返し言ってきたことだ。オープン戦でなかなか得点力が上がってこないころも「結果が出ないことがあっても、強く振ることを継続していきたい」と話していた。目先の結果にバタバタせず、やると決めたことを信じて貫こうと訴えてきた。そんな積み重ねも価値ある一打につながったのかなと、今回改めて思った。

(井上洋一)