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伊東ヘッドコーチの「昭和最後の安打」

    • 2019年05月03日(金)
    • ドラ番記者プラール

「令和最初」が話題となる中、中日には「昭和最後の安打」を放った人物がいる。「シュート気味の球だったかな。押せ押せだったから、勢いで打たせてもらったようなものだよ」。そう振り返ったのは伊東ヘッドコーチだ。

1988(昭和63)年10月27日の日本シリーズ第5戦(西武)。6-6の延長11回2死二塁、西武の正捕手は中日の守護神・郭源治から右越えのサヨナラ打。星野監督の胴上げを信じた竜党の夢を砕き、常勝軍団を昭和最後の日本一に導いた。

「今はその時に対戦したチームのコーチをやっているんだから不思議だね。こうしてまた時代が変わるときに現場にいられるんだから幸せだよ」。平成でも選手、監督として日本一を経験した伊東ヘッド。3時代での頂点を目指す。

(高橋雅人)