モヤを祝福するアルモンテ。負の感情を出さず仲間を送り出す。
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- 2019年05月26日(日)
- ドラ番記者プラール
本物の紳士だと思った。23日のナゴヤ球場。昇格が決まったモヤにアルモンテが歩み寄っていった。グータッチと軽いハグを交わしたその時、耳元で何かささやいていた。後で加藤通訳が内容を教えてくれた。
「今回巡ってきたチャンスは与えられたものじゃない。君自身がつかみ取ったものだ。頑張ってこい」。悔しい気持ちもあっただろう。だが一切負の感情を出さず仲間を送りだす。なかなかできないことだと思った。
4月25日に出場選手登録を抹消されたときも「分かりました」とうなずいただけ。阿波野投手コーチが「君の姿勢に感動した」と言うほど。2軍で調整しているときも本拠地開催のファームの試合前、直前まで球場隣の屋内練習場で打ち込む姿を何度も見た。
まだ5月。100試合近く残っている。アルモンテの力が必要になるときは必ず来るはずだ。
(長森謙介)

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