マイティラインとは

2年ぶりの白星 和田の先んじた取り組み

    • 2019年07月01日(月)
    • ドラ番記者プラール

ソフトバンクの和田が23日の巨人戦(東京ドーム)で2年ぶりの白星を手にした。見事な復活劇にこう話した人がいる。「やっぱり長くできる選手は自分の体への投資を惜しまない。改めてそう感じました」。声の主は溝際トレーナーだ。

記憶に残っている光景がある。2007年の北京五輪の予選と翌年の本戦に同行し、竜戦士の体のケアに務めた。各球団のトレーナーと意見交換するなど「貴重な経験になりました」と振り返ったが、最も印象に残ったことは現地に個人トレーナーを連れてくる選手がいたことだという。

「今でこそ珍しくないけど当時はほぼいなかった」。球界の中でも先んじた取り組み。そのうちの1人が和田だった。「いいと思ったことはどんどん取り入れていく。その姿勢はすごいなと思って見ていました」。少なくなった松坂世代の1人。一野球ファンとして応援したくなった。

(長森謙介)