マイティラインとは

日本の優勝にも貢献した勝野の期待

    • 2019年07月17日(水)
    • ドラ番記者プラール

「もしかしたらメキシコに行ってもらうことになるかもしれない」

突然こう告げられたら、誰でも驚くに違いない。「びっくりしましたよ。何しに行くんやろって考えましたから」。声の主はドラフト3位の勝野。三菱重工名古屋入りした2016年秋ごろ、監督から冒頭の言葉をかけられたという。

その実態は「WBSC U-23W杯」への出場だった。勝野もまさか侍ジャパンのことだとは思わなかったというが、得たものは大きかった。日本代表の投手コーチだった大塚晶則さんに指導を仰ぎ、初めて150キロの大台を突破。さらに日本の優勝にも貢献した。

その大会で同僚だったのが、オリックスからトレードで移籍してきた武田。「また一緒のチームでプレーできるなんて、縁って分からないものですね」。3年ぶりの共闘が楽しみだ。

(長森謙介)