マイッティーなひとたち第6話:セラミックバレー・クラフトキャンプの始まり
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- 2023年09月08日(金)
- 偉人伝
陶磁器業界において日本一の環境、生産量を誇る美濃の地には、各地から作家が集まります。その数は日本一。いや世界一なのかもしれません。 東海湖のストーリーから始まり、茶の湯文化の繁栄、戦後の高度経済成長を経て、陶磁器産業が発展してきました。環境、産業、文化・芸術が、これまでの歴史の中で地続きにつながっています。「奇跡の土」や先人たちが、美濃に多様な個性を与えてくださったことに感謝が募ります。そういった歴史や思想、地域の個性を体現しながら、ものづくりの面白さ、作り手の苦労や豊かさを伝えていきたい。その周りにある物、隣接する地域の方たちを巻き込みながら大きなうねりにしていきたい。セラミックバレーを多くの方に知っていただきたい。
そんな思いを胸に、新たな価値を提案することをクラフトと捉え、ジャンルやエリアを超えた若者が集い、この地域だからこそ実現が出来る唯一無二なイベントを目指して、セラミックバレークラフトキャンプ(通称:CCC)が始まりました。次回は第3、4回へ向けての思いを語ります。
(7話に続く)
新町ビル(多治見市新町)で陶作家、イラストレーター、デザイナーなど、個性あふれる作家の作品販売やイベントを開催する若きクリエイターであり、ショップオーナー