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秋の大祭 宮太鼓のお囃子 200年以上の伝統

    • 2019年09月30日(月)
    • イベント

2019年10月13日(日)、小名田地区において、五穀豊穣や無病息災を祈る秋の大祭が行われます。200年以上続いている地元の祭りで、「神事の太鼓」の宮太鼓を演奏しながら執り行われます。

14時頃より、小名田公会堂を出発し、白山神社までの道のりを、3基の神輿が練り歩きます。宮太鼓は、祭礼の始まりに演奏され、その後も、神殿入りや神の前で踊る、祭礼の終わりなど場面に応じ、全8曲披露されます。大太鼓の前に小太鼓がいろいろな形で打ち込んできて、それを笛がリードしていく、祭礼行事には欠かせないもので、その太鼓を見たり聞いたりすると、心がなごみ、心が豊かになり幸せがやってくると言い伝えられています。

宮太鼓は、地域の子どもたちと大人が約1か月の間練習を重ねて本祭に挑みます。前夜祭では、地区の長老たちの前で練習の成果を披露。「この行事を後世まで残していかなくては」と、小名田宮太鼓保存会の河地隆さんは話しました。

曲の意味を紹介します。

「シンヤマ」
祭りの始まりを意味する曲です。大原宮太鼓が作った曲と言われています。

「シングルマ」
「神車舞い」とも書き、神の前で踊るときにたたく曲です。

「ヤブシタ」
「おはやし」の曲で、一番にぎやかな曲です。祭りの間、最もたたかれる曲です。

「メデタ」
宮司の儀式が始まり、清め、おはらいの行事が滞りなく終わるまでたたかれる曲です。

「クズシ」
メデタの曲が編成され、メデタは儀式に演奏される曲に対し、「このときにたたく」と、決まっているわけではなく、祭りの最中、いつでもたたき、楽しむことができる曲です。

「シャギリ」
「社切」とも書き、祭礼行事が終わるときにたたく曲です。

「オカザキ」
土岐様が、岡崎市の松平様へ行かれ、城下近くになる時にたたかれたり、また、美濃でも、隣村へ行くときなどに、たたかれたりした曲です。現在は、祭りの行列の御神体が移動し、獅子が舞うときにたたかれる曲となっています。

「ミヤイリ」
祭りの御神体が、お宮の境内にさしかかり、鳥居をくぐり終わるまでにたたく曲です。「美濃の暴れ者が来たぞ」と言われたぐらい激しい曲です。