マイティラインとは

【名古屋場所2025年】阿武松部屋 朝稽古見学

    • 2025年07月26日(土)
    • スポーツ

名古屋場所前 緊張感と迫力の朝稽古 阿武松(おうのまつ)部屋

千葉県習志野の阿武松部屋は、名古屋場所の宿舎として愛知県尾張旭市のキクタケスポーツヒルズで、朝稽古を一般公開していました。

朝稽古は6時30分から11時前まで。20人ほどの観客が見守る中、立ち合いではパチーンと体のぶつかる音や、時にガツッと頭と頭がぶつかる音、力士の息づかいが聞こえ熱気と緊張を感じます。扇風機を回してはいるものの稽古を見守る阿武松親方の背中にも汗が吹き出ます。

阿武松部屋には前頭の阿武剋関(おうのかつ・モンゴル出身)を筆頭に、幕下以下に12人。親方が胸を貸すぶつかり稽古では息があがり苦悶の表情の中、何度も立ち向かう力士の姿に思わず手に汗にぎりました。

胸を貸す阿武松親方

朝稽古後、秋良力士(あきよし・幕下東33枚目)に話を聞きました

朝は5時に起床。まわしは固く締めることでコルセット代わりにもなるんです。朝稽古の後に朝・昼兼用の食事です。名古屋場所では夏野菜の差し入れをたくさん頂けてありがたい。旬の野菜を食べることが一番です。禎ノ花(つぐのはな・序二段)は揚げ物が得意なんで、ナスの揚げびたしでご飯がすすみます。自由時間もありますよ。22時30分消灯。力士は脂肪で心臓や気道を圧迫しないよううつぶせ寝をします。

秋良力士

秋良力士は今場所7番を13時30分頃から取り組みます。「押し出し。寄り切りが得意。拍手が上がる華のある投げ技はやらないです」とにこやかに話してくれました。

明日は千秋楽。優勝は誰の手に。

阿武剋関