「土煩い ―やきものに立ち現れる作家の姿―」
【多治見市文化工房ギャラリーヴォイス(会場:松坂屋名古屋店本館8階 ART HUB NAGOYA open gallery)】
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- 2025年10月14日(火)
- イベント
10人の陶芸作家による土との対話を感じる「土煩い ―やきものに立ち現れる作家の姿―」展を開催
「土煩い ― やきものに立ち現れる作家の姿 ―」は、東海地域で学び、土に魅了された作家たちが、土との対話を重ねながら制作を続ける姿勢に目を向けた展示となっています。
「土煩い」という造語は、土に惚れ込み、惹かれながらも、時として苛立ちや苦悩しながら、制作を続ける作家の状態を意味します。「土煩い」は全ての作家に当てはまる状態ではありません。
もし作家が、素材を自己表現の単なる媒体として扱うならば、素材との関係性は良く言えば健全、悪く言えばドライなものとなるでしょう。
一方、作家が素材に強い執着を持ち、表現の手段以上の特別なものとして接していると、素材との関係性は「土煩い」と言える状態になるのです。この状態となることは人間らしいことであり、ある意味ではとても健全なことかもしれません。そして何よりも、こうした作家と素材との複雑な関係性からのみ生まれる作品には独特な魅力があることを強調せねばなりません。
本展でご紹介する10名の作家には、それぞれ異なる10通りの「土煩い」があります。作品を通して立ち現れる作家の姿を、本展を通じて感じ取っていただければ幸いです。
- 会期
- 2025年10月16日(木)~2025年10月27日(月) 10:00~19:00
最終日は16:00閉場 - 会場
- 松坂屋名古屋店本館8階 ART HUB NAGOYA open gallery
(愛知県名古屋市中区栄3-16-1) - 出品作家
- 伊勢崎陽太郎、稲葉周子、宇佐美賢祐、加藤智也、川浦紗季、
後藤実穂、東井真咲朝、中谷早希、馬場麟汰郎、矢次美穂
シンポジウム「煩いの創造性」
- 日時
- 2025年10月18日(土)13:30~
- 会場
- 同会場
- 登壇者
- 宇佐美賢祐、川浦紗季、後藤実穂、東井真咲朝(出品作家)
入澤聖明(愛知県陶磁美術館 学芸員/国際芸術祭「あいち2025」キュレーター)
*シンポジウム参加の際は、松坂屋名古屋店ウェブサイトにて事前登録をお願いします。
稲葉周子/葉器
川浦紗季/めまい
【お問い合わせ】
多治見市文化工房ギャラリーヴォイス
電話:0572-23-9901
E-mail:g-voice@ob2.aitai.ne.jp

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