今月いっぱいでドラ番を離れることになりました。2度目のドラ番は2020年の12月から。コロナ禍で新聞づくりが厳しいときから取材に協力していただいた首脳陣、選手、関係者のみなさんには感謝しかない。

今、もっとドラゴンズの原稿を書きたい気持ちでいっぱいだ。離れるときにそう思えるのは、充実した時間を過ごさせてもらったからだと思う。ただ、現場に居続けることが立場的に難しい年齢に差しかかっているのも分かっている。45歳。全国の同世代がそれぞれ経験していることだろう。記者でいうならデスクという仕事がちらつくころ。今年はデスク業務に就く日もあった。自分なりに悩む日々だった。

それぞれの選択がある。もっと聞くのが上手になりたいし、もっと書くのがうまくなりたい。自分はただそれだけ。一区切りということもあるが、現場を求めて東京に修行に出てきます。読者の皆さま、ありがとうございました。私の気が済むまで、もう少々お付き合いください。またどこかの球場で－。

土屋善文