マイティラインとは

映画で知る報道の現場

    • 2020年07月04日(土)
    • 新聞女子、始めます!

こんにちは。新聞女子ライターの涼子です。

さて前回の「変わるエンターテイメントのカタチ」でもお伝えしたように、今はたくさんの映画やドラマがネット配信によって自宅で手軽に観られるようになりました。今回は自宅でも観ることができる新聞報道の現場が描かれた映画を紹介させていただきます。

2019年に公開された新聞記者という映画はご存知ですか? 今この瞬間にも起こっている、日本の社会の“ひずみ”に堂々とスポットライトを当て、新聞記者とエリート官僚が内外から巨大な政府に挑んでいく姿が描かれた作品です。

ご存じの方も少なくないと思いますが、菅官房長官とのやり取りが話題になった、中日新聞の記者である望月衣塑子さんの同名の著書が原案となっています。

結構なタブーに切り込んでいて、ただのフィクション映画とは感じられないほどの内容で、映画化してしまって良いのだろかと驚かされるほど、現在進行形の問題を扱っています。必見です!

この他にも「国家vs報道」をテーマにした映画はいくつかあり、ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書スポットライト 世紀のスクープ、政治や報道の舞台裏をテーマにした記者たちなどが有名です。

このコラムの担当になり、私自身が「新聞」にまつわる“もの”や“こと”へのアンテナが高くなったのを実感しているわけですが、これらの映画は、葛藤、忖度、陰謀など、実社会においても考えさせられること、日々の意識が変わる気付きや問題提起が多分に含まれています。感慨深い作品になっていますので、ぜひとも一度観ていただくことをお薦めします。

あー、でも寝不足にならないようにだけはお気を付け下さいね♪