東京の日比谷公園の南側に位置する日本プレスセンタービル。ここにはニュース映像などでもよく見られる、要人の記者会見が開催される日本記者クラブがあることで知られています。

そして日本プレスセンタービルには、日本新聞協会が入居しています。同協会では、さまざまな生活シーンで“新聞”が役立つことを、勉強や就職、結婚や育児など多様な調査結果から紹介していく「新聞科学研究所」というプロジェクトを立ち上げました。このコーナーでは日本新聞協会の同意のもと、日本新聞協会が発表した新聞にまつわるコラムをご紹介していきます。

新聞を購読する家庭の子どもの60.3％が「自分は集中力がある」と答える

非購読家庭の子どもで「集中力がある」と答えたのは半数に満たない49.6％。購読家庭の子どもとの差10ポイント以上と明らかな結果が出た。この調査は17年12月、新聞科学研究所によって行われた。

家に新聞があるからといって、必ずしも子どもが紙面を読んでいるとは限らないが、家庭生活のメリハリが間接的に影響しているのかもしれない。子どもに集中力がない。そのような悩みを抱えている親御さんにとって、この結果は目からウロコだ。「もっと集中しなさい！」と言うのではなく、新聞を真剣に読む背中で、語りかけてみてほしい。
出典：新聞科学研究所2017年12月、全国ネット調査。新聞購読者／非購読者における調査（Ｎ＝2472）※本調査では定期購読だけでなくコンビニや売店など店頭での購入も講読と定義する。