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多治見の味継承企画「繋ぐぞ!多治味リレー」vol.8 食事処やまと(笠原)

    • 2021年08月25日(水)
    • イベント

モザイクタイルミュージアム前に店を構えて80年!

いつまでも残したい多治見の味・応援したい飲食店を紹介する『繋ぐぞ!多治味リレー』《常連さんに聞いてみた企画》の第2弾は、笠原で戦前から営業しているという「食事処やまと」をご紹介!(以下「やまと」)元気な常連さんがたくさん話をしてくれました。

お店の歴史

 「やまと」は、昭和13年に笠原で“八百屋”として始まりました。当時はリアカーに新鮮な野菜を積んで売っていたのだそう。“食事処”として形態を変えたのは平成8年。なので、実に80年超も、お客さまに美味しい食材や料理を届けています。

お店のために!

 取材を申し入れたのがその4日前にもかかわらず、女将の一声で「それは協力せねば!」と取材当日には、なんと5人もの常連さんが集まってくれました。

いろいろと話を伺うにつれ、お店と常連さんとの深い絆が見えてきました。例えば、お店の看板、店の各所に施工されたタイル…、これらはほぼ全てお店に通う大工の常連さん、建設業を営む常連さん、さまざまな分野で活躍する常連さんが「オレに任せて!」と無償で施工してくれたのだとか(驚きです)!

(駆け付けてくれた常連の皆さん)

「やまと」では昔ながらの昭和な安心感のある定食ランチメニュー、旬に合わせたお食事メニューがたくさん。そんな中でも異彩を放つのが「タイルミュージアム型の五平餅」。

よく知られる五平餅に比べて甘味が強く、ミュージアムの外壁を飾る植物に見立てた“青のり”のしょっぱさとが絶妙なバランスの一品!そして何と、この五平餅の型を一緒に作ったのも常連さんと(下の写真:右上男性)、他の常連さんが笑いながら教えてくれました。

支え合える絆の魅力!

「誰が来てくれても寛げる、居心地のいいお店にしたい!」そればかりを日々考えているという加藤夫妻。

その甲斐あって、最近ではモザイクタイルミュージアムを訪れる、若い女性や家族連れのお客さまも立ち寄られることも少なくないそうですが、そういう加藤夫妻の思いを心得て、常連さんもお店を守るために一丸となってくれます。

もちろん常連さんもお客さまのわけですが、「やまと」では一般的なお店とお客さまという垣根を超えた、一緒に支えるという強い絆を感じます。長くお店が続く理由はそこにあるのかもしれません。あなたも新しい常連さんの仲間入りをしてみませんか?

(加藤夫妻と常連さん(真ん中が大将))

今回ご協力いただいた常連さんのコメント

●「仕事が終わってお店に行けば、きっと誰か仲間がいるわ!」
●「大将含めて和気あいあいとできるのがここの良いところ!」
●「このお店のことなら何でもわれわれに聞いてよ!」

『食事処やまと』
住所:岐阜県多治見市笠原町2110-1
営業時間:11:30~14:00、17:30~20:00
定休日:水曜日
電話:0572-43-3071
※営業時間・定休日は新型コロナウイルスの影響により変更の可能性があります。

【プチ予告】マイタウンとうと8月号の内容をちょっとお先に!

次回は、多治見で唯一アーケードのある商店街、銀座商店街にある昔ながらの喫茶店「喫茶モリタ」。新しい事業継承の形に驚きです。お楽しみに!

【本記事の問い合わせ先】
多治見まちづくり株式会社
電話:0572-23-2636
担当:松井