マイティラインとは

選手だけではない、コーチも練習が必要

    • 2019年03月02日(土)
    • ドラ番記者プラール

翌日のロッテ戦に向けたナゴヤドームでの練習。開始までにまだ1時間半もあるにもかかわらず、外野の人工芝にはすでに無数のボールが転がっていた。

それらは、今季就任した工藤1軍外野守備走塁コーチのノックバットから生まれた。外野の守備練習でノックは必須。本拠地の風景にも慣れる意味合いで、バッターボックスから予行練習を繰り返していた。

「へたくそなんで、練習しないといけないんですよ」。14年間にわたってプロで活躍した選手であっても、投手の投げる球を打つのとは勝手は違う。謙遜交じりとはいえ、コーチ1年目の苦労があるようだ。

現役時代から練習熱心なことで知られる工藤さん。「選手に迷惑を掛けられないんで」。人工芝に点在する努力の証しを見て、すぐにマスターしてくれるに違いないと思いました。

(谷大平)