マイティラインとは

「ダメと言うのは簡単だが、簡単にそうはしない」若い選手の長所を伸ばすにはどうするか

    • 2019年03月13日(水)
    • ドラ番記者プラール

高橋が10日のロッテ戦(ZOZOマリン)でオープン戦初本塁打。その際に村上打撃コーチのコメントは、興味深かった。高橋の悪癖とされてきた体が突っ込んでしまうことについて、「ダメと言うと動けなくなる。僕は逆に動けと言っている」と語っていた。その裏でさまざまなアドバイスもしているのだろうが、ダメとは言わない指導は目を引いた。

この日の試合前、改めてそのことを聞くと「突っ込んでも、距離が取れれば強く打てるから」と言い、こう続けた。「ダメと言うのは簡単だが、簡単にそうはしない」。独立リーグの監督を務めていた際、若い選手の長所を伸ばすにはどうするかを思案したことも、柔軟な発想につながっているという。「チャレンジすることが大事。ポジティブにやるということですよ」。私事で恐縮だが、私も野球少年を持つ親。すごく勉強になると思いながら、村上コーチの話を聞いた。

(井上洋一)