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吉見が目を奪われた「平成で印象に残っている試合」-早実と駒大苫小牧の決勝再試合

    • 2019年04月17日(水)
    • ドラ番記者プラール

勝手にシリーズ化した「平成で印象に残っている試合」の第3弾。吉見が挙げたのは高校野球だった。「早実と駒大苫小牧の決勝再試合です」。2006(平成18)年8月21日。斎藤佑樹が「ハンカチ王子」の物語を優勝で完結させた。

ただ、吉見が目を奪われたのは、敗れた田中将大の投球だった。「劣勢でも弱さを見せないのはなかなかできないのに、高校生でそれができていた。今で言えば巨人の菅野みたい。立ち居振る舞いがすごいなと思いました」と振り返る。

プロ入り後の田中評も興味深い。「日本で24勝0敗というあり得ない成績を残してメジャーに行って、向こうでも毎年2桁を勝っている。継続して結果を出すのは一番すごい」。5年連続2桁勝利を挙げた右腕ならではの見方だった。

(高橋雅人)