虎渓山永保寺ゆかりの寺を巡り京都をぶらり散歩
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- 2022年06月27日(月)
- ぶらり散歩
臨済宗天龍寺派大本山 天龍寺
虎渓山永保寺は夢窓疎石(国師)が開創し、名勝庭園を手掛けました。
今回、南禅寺に赴任している虎渓山保壽院の虎山住職の案内で、夢窓疎石とゆかりのある京都市の寺院を訪ね紹介します。
足利尊氏を開基、夢窓疎石を開山として、後醍醐天皇の菩提を弔うため暦応2(1339)年に創建。応仁の乱など8回の度重なる火災に見舞われましたが、その都度復興されてきた天龍寺。
代表する画として親しまれる「達磨図」の衝立が庫裏玄関正面に大きく掲げられ、禅宗の初祖達磨大師をモチーフにしたインパクトの強い表情が目に焼き付きます。
見どころの一つである夢窓国師作庭の「曹源池庭園(そうげんちていえん)」は日本で最初の史跡・特別名勝に指定され、世界遺産「古都京都の文化財」の一つにも認定されています。
約700年前の作庭当時の面影をとどめ、嵐山や亀山を眺める池泉回遊式庭園は、春は桜、初夏は新緑、秋は紅葉と四季折々にその美しさを感じます。
気持ちの良い風にあたりながら、阪上老師の言葉「自然の中から感じる無常の説法」が耳に残ります。
庭園を案内して下さる阪上老師
「八方睨みの龍」と呼ばれている巨大な雲龍図も必見。法堂の天井に描かれており、360度どの角度から見ても睨まれているように見えます。
天龍寺門前に位置する京福電鉄 嵐山駅には京都らしい雅な紫色の電車が走っていました。
駅の周辺や構内にある「キモノフォレスト」。
京友禅を使用した600本のポールが林のように立ち並び、訪れる人たちを迎えます。夜にはライトアップされ幻想的な光の林へと変貌します。インテリアデザイナーの森田恭通氏がデザインを手掛けました。
天龍寺
- 住所
- 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
- 電話番号
- 075-881-1235
- 参拝時間
- 8:30~17:00
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