円空仏のほほ笑みに魅せられて
水野親善さん(大薮町・70歳)
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- 2022年10月21日(金)
- 偉人伝
定年を機にカルチャーセンターで円空彫りを学びに行ったことがきっかけで、時間があればノミを手に木を彫り進めます。
特徴は「ほほ笑みの円空」といわれる円空仏の顔立ちと、五頭身の一刀彫り。
小さな仏像を彫っていましたが、どんどん大きな物に挑戦し30体ほどに。
「当初は、あまり円空を知らなかったこともあり本物を見に行ったり、本を眺めたりしていたら、次々に挑戦してみたい彫り物が頭に浮かんできた。ヒノキが彫りやすく、木の節をいかにどこで使うかで味が出てきますね。年輪で構図を決めています」と、一級建築士として、今まで数々の木と触れ合い設計してきたおかげで、木の質感、立体的な物を見る目が光ります。
「見た人が、手を合わせたくなるような穏やかな顔の表情を彫りたい。不動三尊(不動明王、制多迦童子、矜羯羅童子)が仕上がり、今度は両面宿儺や善女龍王に挑戦したい。円空彫りに出合い、無心になれる時間を楽しんでいます」とほほ笑みます。
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