大きな大きな一歩だった大蔵にとっての希望の持てる20球
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- 2019年07月15日(月)
- ドラ番記者プラール
捕手を立たせての20球のブルペン投球。育成の大蔵にとっては、大きな大きな一歩だった。「楽しいという思いが一番です。でも怖いという思いもあります」。14日にナゴヤ球場で久しぶりに投球練習を行い、そう胸の内を明かしてくれた。
1月21日のブルペンで、左足の外側、さらには足の裏、指先に突如しびれが生じ、力が入らなくなった。キャンプにも参加したが、良化せず途中離脱した。病院での診断は胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症という難病だった。骨化した靱帯を除去する手術を受けてから、この日が初のブルペン投球だった。
今もいつしびれが襲ってくるか分からないという。楽観はできないが、「予定より早く来ています。元々、フェニックス(リーグ)で投げられればと思っていましたが、順調にいけば8月中には」と光が差してきた。大蔵にとって、本当に希望の持てる20球だった。
(島田明)
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