岐阜県立多治見病院の「ママ」と呼ばれて
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- 2023年12月07日(木)
- 偉人伝
趣味は月2回習う絵手紙
岐阜県立多治見病院(前畑町)の通称中8階(なかはちかい。中病棟8階)にある緩和ケア病棟で看護師・ボランティアコーディネーターをしている河村銘子(めいこ)さんは、詰め所(スタッフルーム)のみんなから「ママ」と呼ばれ、頼りにされています。
大分県出身、愛知県の看護学校卒業後は名古屋の病院勤務でした。53歳のとき、実母の世話のためいったん離職、続けて伯父が病気になり、入院していたのが県立多治見病院でした。伯父の介護をしている様子を見ていた病院関係者から誘いを受け、再び看護師として励むようになり、今では約50人いるボランティアの世話人も任されています。
看護師は交代勤務で、患者の情報共有、チームワークが大切と話し、「特に気をつけているのは、若いスタッフに声をかけること。そしてがん末期の患者さんにもその家族にも声をかけまくってしゃべり倒しています」と、今日も誰かの話しに耳を傾けています。
(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。