NHK大河ドラマ「光る君へ」が話題 多治見市学習館で20年続く人気講座 『源氏物語』勝典子先生
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- 2024年04月17日(水)
- 偉人伝
『源氏物語』光の奥にあるうす暗い世界を読み解く
多治見市学習館講座「1000年を生きる女~源氏物語~」は、日本文学研究家の勝典子(かつのりこ)先生が講師を務め、20年以上続く人気講座です。『源氏物語』全54帖(じょう)を学ぶこの講座、実は名古屋で始まり、多治見に移って現在34帖「若菜(わかな)下」に入っています。
この日は、光源氏が女三の宮に琴(きん)を教え、女楽(おんながく)と称した演奏会の話を、現在の世事をからめながら勝先生が、「あらすじ論ではなく、行間に作者のメッセージを読み取り、時代背景と登場人物の目線に立つことが大事です」と、軽妙なやり方で解説し、受講者からは笑みがこぼれていました。
名古屋の講座から通い続けている80代の阿部信子さんは、「とにかく先生のお話が面白くて。追っかけです」と話しました。
勝先生は、「紫式部はこの作品で、光の奥にあるうす暗い世界を読み解いた女性として、近代作家を超えてると思いますよ」と教えてくれました。
2024年度(令和6年度)「1000年を生きる女~源氏物語~」春講座(全3回)
- 日時
- 2024年4月11日(木)、5月16日(木)、6月6日(木)
13:30~15:00 - 場所
- ヤマカまなびパーク多治見市学習館7階多目的ホール
(岐阜県多治見市豊岡町1-55) - 入場料
- 1,800円 ※年間(全12回)は7200円
- お問い合わせ
- 多治見市学習館
電話:0572-23-7022
HP:「多治見市学習館」公式ホームページ
(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。