バンテリンドームナゴヤのナイター後、球場で食事をとってから帰宅する選手が増えている。昨季の途中から選手会長の柳が球団に要望し、希望者には定食が用意されるようになった。

これが軒並み好評だ。ボリュームも満点で、メニューも日替わり。「量も多いし、味もおいしい。こないだも唐揚げがいっぱいありました。それにここで食べちゃえば、家から帰ったらすぐ寝られますからね。それが一番大きいかも。ありがたいです」。そう言っていたのは清水。帰ったら「寝るだけ」の状態で球場を後にできると、帰宅後の時間の使い方も変わるという。

プロ野球は年間143試合の長丁場。日々のささいな積み重ねが大きな差となって表れる。こうした取り組みがプラスとなって返ってくるはずだ。

土屋　善文