【とうしん美濃陶芸美術館】とうしんNEXT2024 若手作家の新しい感覚を発信
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- 2024年06月10日(月)
- イベント
とうしん美濃陶芸美術館(多治見市虎渓山町)では、美濃にゆかりがある若手作家6人を紹介する展覧会「NEXT2024」が開催中です。
(左から)宮下さん、東金さん、長田さん、酒井さん、故金さん
企画者の與語小津恵(よご・こずえ)上席学芸員は、「作家自身の新しい感覚で、陶芸の表現を追求し、自身の表現を発信している作家を選びました。来館者の皆様には6人の表現を感じてほしいと思います」と新しい取り組みについて説明しました。
出品作家の故金(かるがね)あかりさん(28)は「古いものが好きで大きな作品を作りたかった。17世紀の沖縄で作られたパナリ焼きに感動し、自分のスタイルにもっていきました」と、土器を思わせる大壺を展示。
酒井智也さん(34)は、轆轤(ろくろ)で作ったカラフルなパーツを組み合わせた作品で、「見た人に自分のアイデンティティーを呼び覚まして欲しい。自分が生きた証しとして1万年後も残る焼き物という素材を使って常に発信し続けたい」と話しました。
他に長田沙央梨(ながた・さおり)さん(35)、東金聖(とうがね・ひじり)さん(34)、林志保さん(39)、宮下将太さん(32)が出品しています。 この企画展は今後も続けていく予定です。
- 会期
- 2024年6月30日(日)まで
- 会場
- とうしん美濃陶芸美術館(岐阜県多治見市虎渓山町4-13-1 とうしん学びの丘“エール”内)
- 休館日
- 月曜(月曜が祝日の場合は翌平日)
- 料金
- 無料
- お問い合わせ
- とうしん美濃陶芸美術館
0572-22-1155
(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。