【レポート】【岐阜県現代陶芸陶芸美術館】リサ・ラーソン展
知られざる創造の世界―クラシックな名作とともに―
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- 2024年07月16日(火)
- イベント
(左)《ネコのマイキーの立体版 原型作品<ユニークピース>》と、
(右)《ネコ/大きな動物園シリーズ 現在の愛称:マックス》
日本では、赤白ボーダー猫「マイキー」キャラクターでおなじみのリサ・ラーソンは、スウェーデンを代表する陶芸家です。残念ながら今年3月、92歳で亡くなりましたが、多彩な作品を残し、岐阜県現代陶芸美術館では「Seen and Unseen(シーン アンド アンシーン)」をテーマに、一目で彼女の作品と分かるものと、これまで知られてこなかった創作の側面に光を当てた作品約250点を紹介します。
《ネコのトラップ/トリップ・トラップ・トュルルシリーズ》
《ライオン(マキシ)/アフリカシリーズ》と岐阜県現代陶芸美術館の林さん
学芸員の林いづみさんは、「イラストで知られるマイキーも元は焼き物です。リサさんの創作活動の土台は陶芸であり、本展では陶芸家としてのリサ・ラーソンをご覧いただけます」と呼び掛けます。
会場にはリサの良き理解者だった夫の画家グンナル・ラーソンの作品も展示され、子どもたちとの暮らしぶりが、いかにメディアの注目を集めていたかもわかります。
目耳口を隠した三猿のガラス作品、ヨガに関心を持って作られたストレッチの人物像など、どこか暗さや思慮深さを感じる、リサ・ラーソンの新しい魅力を発見してください。
- 期間
- 2024年6月8日(土)〜8月25日(日)
- 時間
- 10:00~18:00(入館は17:30)
- 場所
- 岐阜県現代陶芸美術館(岐阜県多治見市東町4-2-5 セラミックパークMINO内)
- 休館日
- 月曜(祝日の場合は翌平日)(ただし、7月15日 (月・祝)、8月12日(月・祝)は開館)
(7月16日( 火 )、8月13 日 ( 火 )は閉館) - 料金
- 一般1,000円、大学生800円、高校生以下無料
- お問い合わせ
- TEL:0572-28-3100
© Lisa Larson
(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。