陶芸家・鈴木徹さん
多治見市無形文化財「織部」保持者認定
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- 2024年07月17日(水)
- 偉人伝
陶芸家の鈴木徹(てつ)さん(59・岐阜県多治見市虎渓山町)が、多治見市無形文化財「織部」保持者に認定され、5月15日に多治見市役所本庁舎で認定書授与式がありました。多治見市の無形文化財保持者・団体認定の17件目(個人15、団体2)。
(左から)仙石市教育長、鈴木さん
鈴木さんは、京都の学生時代に見た岡部嶺男の織部作品に感動し、織部の範疇(はんちゅう)を超えた作品をとの思いから「緑釉(りょくゆう)」と名付けて制作をしてきました。それゆえ「『織部』での認定ということで心配しましたが、織部の原点に立ち返ってという気持ちです」と、受賞への感謝と決意を述べました。
「2018年から始めた三彩の『萌生(ほうせい)』シリーズや、茶碗もどんどん深めてやっていきたい。それと父(「志野」の人間国宝・鈴木藏(おさむ)さん)がやっている志野もいずれやってみたい」と目標を話しました。
作品は市の施設で公開予定。「緑釉花器」
「緑釉花入」
(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。