24日のドラフト会議まであと1週間か、と考えながらナゴヤ球場をフラフラしていた。目の前を右肘手術から復帰を目指すドラ1・草加が通りかかった。

背番号14は「ドラフトから1年ですね。早かったのか、そうじゃなかったのかと感慨にふけっていた。思えば年明けの新人合同自主トレで不調を訴えて、2月1日に右肘内側側副靱帯（じんたい）再建術(通称、トミー・ジョン手術)を受けた。野球ができないルーキーイヤーだった。

ブルペン投球は来年2月の見込みという。すでに傾斜を使ったキャッチボールをこなしていて、気温が下がるのと同時にペースを落として、南国でアクセルを踏む計画をしている。

「体重、7キロ増えたんです。食べて、トレーニングして、大きくなりました。見た目は変わらないって言われます」。確かに、パッと見たところでは変化は感じない。公称は慎重182センチ、体重75キロ。来季、どこかのタイミングで1軍デビューする日を待っています。

川本　光憲