滞在型作陶施設HO-CAが増設しました
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- 2024年11月20日(水)
- 新名物
中国からの安価な陶磁器が本格的に参入し始めた2005年、滝呂町の陶磁器産業を閉ざさぬよう、何か行動しなければと立ち上がったのが市内出身で陶芸作家の柴田節郎さん(84)。多治見市陶磁器意匠研究所での指導経験も生かし、滞在しながら陶磁器製作が楽しめる施設「HO-CA(ホウカ)」を誕生させました。
これまでに200人近くのゲストが滞在してきましたが、そのほとんどは海外の陶芸家や趣味で陶芸をやっている人たち。「日本の陶芸を学びたい」、「本格的な窯で陶芸を習いたい」といった理由でこの地を訪れています。中には6回リピートしてくれた人も。体験の楽しさが海外で広がり、希望者も増えてきたため、今年は宿泊施設も増設されました。
イギリスから来日したゲストたち
増設中の宿泊施設
「海外に日本の陶芸の良さを伝えるだけでなく、これからは若手の陶芸家に施設を貸し出し、大きな作品が作れる機会を提供していきたい。また町工場に技術を提供し、質の良い陶器が作れる会社を増やしていきたい」。日本の陶磁器産業発展および地域発展が柴田さんの切なる願いです。
柴田さん
※1日体験教室やきもの教室なども開催。詳しくは公式ホームページをご確認ください。
- 住所
- 岐阜県多治見市滝呂町9-67
- 営業時間
- 10:00〜17:00 ※年中無休
- 電話
- 0572-22-6322
- ホームページ
- 滞在型作陶施設HO-CA公式ホームページ
月刊紙『マイタウンとうと』ライター。大学時代、中国留学をきっかけに異文化に触れる楽しさに目覚め、海外旅行が人生最大の楽しみになりました。しかし必ずと言っていいほどトラブルに見舞われ、バラエティ豊富すぎる経験から、ちょっとやそっとのトラブルでは動じない精神力が鍛え上げられました。異国の地でも生きて帰ってきてはいるので、人生なんとかなるということです。
さあ、次はどんなネタが増えるでしょうか…