松山や竜OBの谷繁さんらと親交があるAK-69。楽曲を登場曲にする選手も多い愛知発のアーテイストの過去を知る人物が中日にいた。リハビリを担する清水頼
哉トレーナー（46）だ。

実は高校の同級生。1、2年生時はクラスが同じで席も隣同士。「当時から群を抜いて面白かった」。修学旅行で訪れた広島では、川でザリガ二釣りに夢中になり、放課後にはカラオケでデビュー前の貴重な歌声を聴いた。高2のある日、「俺、歌やるから学校辞めるわ」と言って音楽の道に進んだ級友をひっそりと応援していたら、今年11月に球団スタッフと初めて見に行ったライブで20年以上ぶりに再会。「エネルギッシュで常に前に進む姿は昔のまま」と懐かしんでいた。

ひょんな立ち話から分かった思わぬなつながり。中日にかかわる方々の人生をひもとき、意外な事実を聞けるように、来年も頑張ろう。

長森　謙介