ユニバーサルデザインで明るくオープンな環境に
多治見警察署新庁舎
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- 2025年03月25日(火)
- 新名物

2024年末、多治見警察署が生まれ変わりました。外観は美濃焼をイメージした土の色、フリースペースは地元産のタイル張りで明るい雰囲気に。
管轄は多治見市、土岐市、瑞浪市。東濃地区で災害が起こった際には対策部隊の拠点となります。そのため、耐震は法令基準の1.5倍に割り増し、非常用電気設備が強化され、被災活動など施設の維持に必要な電源・入水排水機能が確保されています。
旧庁舎は県内で最も古い築56年。作られた当時の警察は完全な男社会で、2階以上のトイレや当直室は男性用しかありませんでした。新庁舎は各階に女性トイレがあり、当直室にはシャワーも完備。「快適になりました」と刑事課・林警部補は話します。「何よりも、被害に遭われた方にお話を聞くとき、旧庁舎には相談室が一つしかなく、取り調を使うことも。今は『被害者支援室』というものもできましたし、足を踏み入れにくかった警察署が、明るくきれいになって相談しやすい環境ができてよかったです」と市民に寄り添います。


(Hasabe Yuko)
月刊紙『マイタウンとうと』ライター。新潟県出身。「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」をモットーに、過去についてくよくよせず、人の文句は言わないように、前だけ向いて生きています。2019年に縁あって多治見市民に。多治見の魅力に触れながら、これからどんな人に出会い、自分がどう変わっていくか、ワクワクが止まりません!