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中日・岡野プロ初勝利の影に メジャー動画を翻訳してくれた“同期”名古屋大・松田の協力【記者メモ】

    • 2020年07月02日(木)
    • ドラ番記者プラール

◇2日 中日4-2阪神(ナゴヤドーム)

中日のドラフト3位・岡野祐一郎投手(26)が2日の阪神戦(ナゴヤドーム)でプロ初勝利を挙げた。プロ2度目の先発登板で5イニングを投げ3安打、2失点。四死球などで再三のピンチを背負いながらも粘り強い投球で要所を締めた。

プロ初勝利の裏には変化を恐れない姿勢と、頭脳明晰(めいせき)な同期の協力があった。新型コロナウイルス禍の自主練習期間中から、投球動作に入る前にスクワットのようなしゃがむ動きを取り入れた。参考にしたのが大リーガーの動画だった。

「ビューラー(ドジャース)やグラスノー(レイズ)がやっていて、グラスノーはこれを入れることで真っすぐが速くなったと話していたんです」。動画を見つけたのは2月のキャンプ前。ただ、当時は英語が分からずにあきらめた。

5月に救世主が現れる。「松田に翻訳してもらってやってみたら、地面をしっかり押せる感覚があったんです」。名大出身の同期の協力でレベルアップした右腕。「一年一年、良くならないと生き残れない」。これからも進化を続ける

(高橋雅人)