「知りたい」に応える
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- 2020年08月28日(金)
- いいね新聞生活
夏の定番のラジオ番組といえば、NHK第一の「夏休み子ども科学電話相談」があります。昆虫、鳥、動物、恐竜、植物、宇宙…。夏休みの期間中、全国の子どもたちからの科学に関する疑問や興味に、各分野の専門の先生が分かりやすく回答してくれます。
1984年にスタートし、今年で37年目になるそうです。「磁石はどうしてくっつくの?」「ヘビはどうしてとぐろを巻くの?」「人の心はどこにあるの?」…。大人だったら気にも留めない(もし聞かれても答えられない!)ことでも、子どもはストレートに疑問をぶつけてきます。
今年は新型コロナの影響で学校の夏休みが短く、電話相談の放送も8月1~9日と22、23日の11日間のみだそうです。コロナ感染の再拡大で外出しづらいだけに、例年よりいっそう多くの子どもたちが、自宅から番組あてに質問を寄せていることでしょう。
余談ですが、春先の日曜日、車で移動中にカーラジオをつけていたら、「子ども科学電話相談」をやっていました。「あれっ、夏休みでもないのに」と思ったら、なんと2019年4月からはレギュラー化して、通年で毎週日曜日の午前中に放送しているそうです。
さて、新聞社でも、子どもたちの「知りたい」に応えるために、小中学生向けの新聞を用意しています。中日新聞では毎週土曜日に発行している「中日こどもWEEKLY」がそれです。7月初めにリニューアルしました。
話題のニュースを写真やイラスト入りで分かりやすく解説、日本史に出てくる歴史上の人物を主人公にした漫画、見開きの「まるごと大図解」、2020年度から小学校でスタートした新学習指導要領を踏まえ、英語とプログラミングのコーナーもあります。理科だけでなく、社会や国語、英語といった教科を学ぶ上で、きっと役立つはずです。
プログラミングといえば、「子ども電話相談」の回答者には「ロボットAI」や「プログラミング」の専門の先生もおり、先日の放送では、子どもたちから「なぜロボットはカクカク動くの?」「絶対にできないプログラムはあるの?」といった質問が寄せられていました。かつては理系の先端分野が、今の子どもたちには、もはや身近な存在なのですね。
「こどもWEEKLY」で教育評論家の先生も言っていますが、小中学生の時期に大切なのは「好奇心をかき立て、興味関心の幅を広げる」こと。科学電話相談もこども新聞も、そのためのお手伝いなのです。子どもたちには、見たこと、聞いたこと、読んだことをどんどん吸収し、未来を切り開いていく力を身につけていってほしいものです。(有)
2018年に大手WEBでは載らない岐阜県多治見市近辺に特化した情報を集め公開スタート。
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