『しんぶんのうた』をステージなどで披露する機会が増え始めてきたので、ペーパーガールズはもとより、パフォーマンスとして子どもたちと一緒に踊る機会もあっても良いのでは、と考えるようになりました。

幸いにもユキココ先生の伝手で何人かの子どもたちに協力してもらえることになり、そうなると登場してくれた際の揃いのユニフォームもあった方がいいよね、と検討に入りました。それまでペーパーガールズのパフォーマンス衣装と言えば、しんぶん君のイエローを意識したキャメル色のオーバーオールに眼鏡にベレー帽という“知的感のある若手女性芸術家”というキャラ設定でした。でも『しんぶんのうた』のアップテンポの曲調や、ラッキィ池田さんに作ってもらった“キッズバージョン”の名の付いた振り付けの内容を考えるともう少しポップな感じの方が良いと考え、オリジナルTシャツ制作に取り掛かることになりました。

デザイン面で相談したのは、しんぶん君の生みの親でもある、友人でデザイナーの松尾エリさん。しんぶん君と登場して一緒に踊ることもあることを踏まえ、ベースカラーはしんぶん君のボディーと同じカナリアイエローに。色彩も鮮やかに、Tシャツそのものをしんぶん君のボディーに見立て、しんぶん君の目と口をグリーンで入れるシンプルなデザインとしました。『しんぶんのうた』の曲調とのマッチングや舞台映えする色調、シンプルなポップアップ感など、とても気に入っています。（余談ではありますが、今ではこの『マイティーライン』のマークの一部にも流用しています。）

そんな流れで『しんぶんのうた』オリジナルTシャツが完成し一息ついたところで、思ってもみなかった大きなイベントへの出演のお話をいただきました。それは…（つづく）