8～10日の春季教育リーグの阪神戦で初めて鳴尾浜球場で取材した。前日に大阪入りし、宿泊地に向かおうと梅田の地下鉄を歩いていたところ、完全に迷子に。40分ほど駅構内をさまようこととなった。

「あそこは完全に迷路ですよね」と笑っていたのは、大阪府出身の育成右腕・松木平だ。「僕も迷うくらいなので、地下は通ったらダメです（笑）。今の時期は寒いですが、地上を通ることをおすすめします」とアドバイスしてくれた。教えを守り地上を歩いたところ、無事迷わずに目的地にたどり着くことができた。

ありがたい助言をくれた松木平は、10日の試合で6イニングを6安打3失点。親戚も見守る中、粘りの投球を見せ「大阪で投げる時はいつも来てもらっているので、なんとか粘れてよかったです」と笑顔を見せた。見知らぬ土地に足を運ぶ時は、まずその地を知る人に話を聞くがよしと学んだ初遠征となりました。

後藤　正樹