18日に約4カ月ぶりとなる白星で今季2勝目を挙げた大野。そんな沢村賞左腕が気になっている大学生投手がいる。

「（3月の）日本代表と欧州代表の試合で初めて投げている映像を見ました。真っすぐが走ってましたよね。コントロールもいいですし、完成度の高い投手だと思いました」

今秋のドラフト1位候補に名前が挙がる関大・金丸。所属リーグは違えども、仏教大出身の大野にとって同じ関西地区の大学、同じ150キロ超えの直球を武器にする本格派左腕と共通点は多い。

「僕は、大学時代は関東の大学を倒してやるという『反骨心』でやっていました。ぜひ金丸君にも全国の舞台で関東の大学を倒してほしいですね」

昨年の左肘手術後も「真っすぐで押す投球ができなくなる時は自分が辞める時」と投球スタイルを貫いてきた大野。「反骨心」は今も心の奥に宿っている。

谷　大平