マイティラインとは

4日のDeNA戦の試合前、今季限りで現役を引退する加藤翔に花束が贈呈された。…

    • 2024年10月05日(土)
    • ドラ番記者プラール

4日のDeNA戦の試合前、今季限りで現役を引退する加藤翔に花束が贈呈された。現役生活12年間を大きな故障なく終えた背番号52。その強い体とタフな精神を垣間見た場面があった。

9月7日のウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦(ちゅ~る清水)でのこと。「5番・中堅」で出場し、第1打席で二塁内野安打を放ったが、一塁ベース付近で一塁手と交錯。そのままプレーを続行し、7回の守備で交代した。

試合後、加藤翔は左足をアイシングし「痛いね」と言いながら帰りのバスへ乗り込んだ。「その日の夜は痛みで寝れませんでした」と振り返る。

それでも、次の日も何食わぬ顔でグラウンドへ。「僕はやめろと止められるまでは、やめませんからね」と笑顔だった。どこかしらに痛みを抱えながらも、プロ野球選手は試合に身を投じる。12年間、お疲れさまでした。

後藤 正樹