月見の宴で受賞曲を披露する佐分利さん

2024年8月に東京で開催された日本ジュニア声楽コンクールで、「TAJIMI CHOIR JAPAN多治見少年少女合唱団とシニアコア」に所属する佐分利（さぶり）幸多さん（精華小６年）が優勝しました。同コンクールに出場するのは昨年に続き２回目。昨年３位という結果にリベンジを挑んだ今年、見事最高賞を受賞しました。

　佐分利さんはまもなく変声期。周りにはもう声が変わっている友達もいて、「明日突然出なくなるのではないか、毎日不安」と話します。しかし、合唱団のみんなと歌うことがただただ楽しく、「歌い続けたい」と笑います。

　それだけ歌が大好きな佐分利さん。10月、11月は同コンクールの記念コンサート兼表彰式（東京）や国民文化祭開会式（岐阜）、その関連行事など多忙を極めましたが、「忙しい」より「楽しい！」のだそう。全国優勝の反響が多数ある中、一番うれしかったのは、いつも厳しい「（同団の柘植）先生に褒められたこと！」と満面の笑みを見せる佐分利さんです。