マイティラインとは

6日、愛知県愛西市の佐織中学校で開催された野球教室の取材に赴いた。…

    • 2025年01月15日(水)
    • ドラ番記者プラール

6日、愛知県愛西市の佐織中学校で開催された野球教室の取材に赴いた。あいにくの雨で、場所は体育館に変更。小学3年までの低学年、4、5年の中学年、そして6年と中学生の3つグループに分かれてのキャッチボールを見ていたが、不思議な感覚に陥った。

3組のうち、最も球が速く見えたのは、低学年のグループ。そんなわけない、と思ったが、抱いた感覚はそのまま。すると、今季から指導する側に回った小林投手・育成コーチが「低学年の子は投げるフォームが安定していない。『ここでリリースするだろう』という予想がずれるので、速く見える」と教えてくれた。

投球フォームが生むギャップは数値では測れない。「体に負担がかかりすぎるのは問題ですが、特徴になる部分はしっかりと見て、アドバイスできれば」と小林コーチ。現役時代は横手投げで居場所を切り開いたサウスポー。どんな個性ある投手を育てるのか、楽しみだ。

長森 謙介