美濃陶芸協会【第11回】木村元さん
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- 2025年04月02日(水)
- 偉人伝

木村元(きむら・はじめ)(44)
1980年土岐市生まれ。美濃陶芸協会理事。2019年第50回東海伝統工芸展安藤氏賞受賞。
岐阜県土岐市泉町にある重山窯金十製陶所の6代目を継いでいる木村元さんは、大学までは家業を継ぐ意志はありませんでした。
食べることが好きで、卒業したら食品会社に就職しようと内定をいくつかもらっていましたが、ある商社の最終面接で初めて家業について聞かれたことで、「自分の代で終わらせてしまうのはどうかな」と引っかかってしまいました。
そして多治見市陶磁器意匠研究所に入学、学んでいく中で地元の美濃焼の「黄瀬戸(きせと)」と出会い、その質感に魅せられ、のめり込んでいきます。
その後土岐市美濃焼伝統産業会館の作陶指導員をしながら、多くの陶芸家から刺激を受け、灰釉(かいゆう)の研究が今につながっています。自ら灰を精製し、「ジワ~とした質感、釉薬(ゆうやく)が流れる様(さま)を作品に込めて」と、明瞭な意志を持ち、作陶しています。
木村元さんの作品を見るには
「木村元作陶展」
会期:2025年4月5日(土)~27日(日)10:00~16:00(最終日は15:00まで)
休館:月曜
会場:美濃陶芸協会GALLERY(岐阜県多治見市本町6-57-1 智結蔵(ちゆぐら)1階)
電話:0572-25-5551
公益社団法人美濃陶芸協会(岐阜県多治見市虎渓山町4-13-1)

(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。