マイティラインとは

3月に右肘尺側側副靭帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた・・・

    • 2025年06月29日(日)
    • ドラ番記者プラール

3月に右肘尺側側副靭帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた森博。リハビリに励むナゴヤ球場で会うと、身体の厚みが次第に増していると感じる。
「ようやく上半身のトレーニングもできるようになって、少しずつ戻している感じです」と近況を教えてくれた。キャンプイン時は85㌔ほどあった体重が手術後は81㌔台まで落ちたという。「12月ぐらいまでに、月1~1.5㌔増やすと、92、93㌔。そこから絞ろうかなと」。体づくりのプランを明かした。
リハビリの進め方はさまざまだ。最初は「炭水化物をほぼ食べなかった」と意識的に体重を落としたと振り返るのは2年前に手術を受けた育成選手の石川翔。呼吸や可動域を意識した細かい身体の動きを突き詰めてから体を大きくする方法を選び、現在は150㌔後半をマークしている。
話を聞くと、球速が上がるといわれるトミー・ジョン手術の背景には地道な肉体強化があると改めて実感させられた。果たして、森博はどんな姿でマウンドに戻ってくるのだろうか。見つめていきたい。
加藤慎也