飛水峡は七宗から白川に至る約12㎞の渓谷。険しく迫った峡谷を流れる水からできた、神秘的な岩の大彫刻は圧巻です。国道41号沿いの、上麻生橋の上からや、駐車場のある「飛水狭ロックガーデン」などからも眺めることができます。

　激流によって石が回転し、悠久の時をかけ硬い岩を壺状に削り取ってできた穴、『ポットホール』が多数見られ、その数は約1,000個。国の天然記念物に指定され日本有数の甌(おう)穴(けつ)群として世界的にも有名に。

ポットホールには水が溜まっている為、はっきりした穴を見るのは難しいですが、丸い穴がいくつもあいているのが分かります。

南下して飛騨川の対岸 にあるのが『日本最古の石発見地』。石碑の横の階段を降りると、川辺にどーんと迫力ある大きな岩が現れます。

さまざまな石が混じった岩の中に日本最古の石も入っているそう。耳を澄ませば20億年前の石たちの声が聞こえてくるかもしれません。滔々(とうとう)と流れる川を眺めながら耳をすましてみませんか。

道の駅ロック・ガーデンひちそうに隣接する『日本最古の石博物館』へ行ってみるのもお勧めです。想像以上に楽しいタイムスリップエレベーターに乗ってみて下さい。映像と音で楽しませてくれます。タイムスリップすると20億年前の上麻生礫岩や、カナダで見つかった約40億年前の「地球最古の石」など地球の誕生から現在に至るまでの46億年の歴史がわかる資料の展示室へ。地球の構造や自然現象などから、環境についての理解が深まる学習スポットです。

施設名

飛水狭ロックガーデン

住所

岐阜県加茂郡七宗町上麻生戸刈

施設名

日本最古の石発見地

住所

岐阜県加茂郡七宗町川並109

施設名

日本最古の石博物館

住所

岐阜県加茂郡七宗町中麻生1160番

電話

0574-48-2600

営業時間

9：00～16：30
入館は16：00まで

休館日

木曜日、祝日・振替休日の翌日

入館料

小・中学生100円
高校生・70歳以上200円
一般300円