味わい深いビルに半世紀！味の天国ここにあり！

いつまでも残したい多治見の味・応援したい飲食店を紹介する『繋ぐぞ！多治味リレー』《常連さんに聞いてみた》の第4弾は50年余の間、多治見の“町中華”の味を守り続ける「中華天国（金山店）」です。大将の滝澤社喜（たきざわたかよし）さんと、一緒に厨房に立つご家族に話を聞いてきました。

始まりは夜鳴きそば！

味わい深いビルから「まさに中華！」を彷彿とさせる看板が目に飛び込む「中華天国」。50年近くこの場所でお店を営む人気店ですが、実は始まりは、町で屋台を流しながら売り歩く「夜鳴きそば屋」でした。

昼間は名古屋で働き、夜になると多治見の町で中華そばを売り歩いた社喜さん。そうしてできた資金をもとでに構えたのが今の「中華天国」です。屋台で食べたのを覚えている方がおられたら、それは“ビギニング”の味だったかもしれませんね。

人気メニューは！？

中華天国には写真の通りさまざまなメニューがあります。開店当時から人気の「かつ丼」や、今でこそメニューにはありませんが「きしめん」がかつての定番でした。最近では「鶏玉飯（カイコ―ハン）」が人気です（よだれが･･･）

45年来の常連さん曰く、「通なら、結局、ラーメン・チャーハンセット！」とのことで、いざ注文してみると、ほとんど単品価格と変わらないサービス価格にも関わらず、チャーハンは器の縁までたっぷり盛られ、ラーメンはなめらかで弾力のある麺に、食欲をそそる濃い目のスープが絡みます。常連さんがおススメなのもうなずけます！

次の50年の常連に！

現在は、この金山店と、前畑店（県立多治見病院のそば）の2店舗を展開している「中華天国」。前畑店は27年ほど前に息子さんがお店ののれん分けでオープン。同じ多治見市内で味を継承しています。

多くの常連さんがおられますが、頼むものが決まっている常連さんも少なくありません。お店に入って注文をする前に大将が作り始めるなんてこともあるそうです（笑）。次の半世紀を継いでいく新たな常連さんになるのはあなたかもしれませんね！

（お店を切り盛りする滝澤夫妻）

今回ご協力いただいた常連さんのコメント

大学時代から45年は飽きずに通ってるんだから、まぁ好きなんだろうね（笑）。特にスープにマッチした麺が好きで、いろいろ頼むけど、結局これだね！はまる人はずっと同じものを頼むだろうなぁ。

（常連中の常連、永華陶苑の松尾さん）

『中華天国 金山店』
住所：岐阜県多治見市金山町27
営業時間：11:30～19:00
定休日：不定休
電話：0572-22-8659
※営業時間・定休日は新型コロナウイルスの影響により変更の可能性があります。

【本記事の問い合わせ先】
多治見まちづくり株式会社
電話：0572-23-2636
担当：松井