英知が連鎖する新聞
-
- 2019年05月15日(水)
- いいね新聞生活
新聞に載る記事、新聞社に届く記事
いきなりではありますが、毎日の中日新聞には何本の記事が載っているかご存知ですか?
答えは約300本。一面の記事はもちろん、大小様々な記事まで含めると、それだけの記事が毎日載っているんですね。
それでは中日新聞には一日何本の記事が届くでしょうか?
答えは約7,000本。毎日そんなにも多くの記事が本社に届き、厳選され、新聞が作られています。一日たりとも同じものはありません。それだけでもなんだか新聞ってすごいと思いませんか?
新聞は「英知」の循環
令和新時代を迎え、最近思うのは、新聞は人々の「英知」の連鎖で結ばれているということです。
新聞ができるまでを考えても、まずは人々の価値ある活動・営みを記者が取材するところから始まります。記者が取材する記事は、その一つ一つがその記者ならではの視点や価値観で捉えられ、どうしたら読者に興味深く読んでもらえるだろうかという思いでまとめられています。
支局のデスク記者が、より良い記事となるようブラッシュアップした後は、本社に送られ、本社側でも同じようにチェックされます。一つ一つの記事には一目で内容が伝わるような見出しが付けられ、読みやすくなるようなレイアウトが施され、お客様へのお届けが遅くならないよう毎日定刻に印刷されます。
冒頭で触れた、届いた記事から掲載するものを厳選するプロセスはもちろんのこと、夫々の段階で、担当者の英知が結集されているのは言うまでもありません。
新聞販売店に於いても、天候を見ながらクレームにならないよう、効果的で効率的な配達方法を瞬時に見極め、読者に届けられます。そこには長年の経験が活かされています。そして最後に、そんな新聞の記事を読んだ読者が改めてインスパイアされ(刺激を受け)、また新たな活動へと繋がっていく(それを改めて記者が取材)という「英知」の循環となっています。
令和は情報を読み解き、考える力がより必要となる時代
何気なくながめる新聞も、そんな背景をフォーカスし、その一つ一つの営みのリレーを知ると、改めて価値が浮かび上がってくるように思います。情報が溢れる時代を迎えているからこそ、これからは情報を読み解き、考える力が必要な時代になってきました。
故の「新聞」。新聞を購読される方が多くなり、魅力ある地方創生、地域の活力の高まりに繋がったら良いなと思います。
多治見市生まれ。子どもの頃は、カブトムシやクワガタを捕まえたり魚釣りが大好きで、放課後や夏休みになると永保寺周辺の林を駆け回ったり、土岐川のねずみ岩でザリガニを餌に野ゴイを狙うといった少年時代を過ごす。中学・高校時代はバスケットに夢中になり、大学進学と同時に楕円球に魅せられてラガーマンに。菅平での試合中に顎の骨を折り、帰省して県病院に入院したこと、最終年度の公式リーグ戦で優勝できたこと、そして海外遠征では王国ニュージーランドで地元の英雄、伝説のNo.8ウェイン・シェルフォード直々のコーチングを受けられたのは懐かしい思い出。大学卒業後は総合商社に11年半勤務の後2002年に多治見へ帰郷、現在に至る。