27日のバンテリンドームナゴヤでの全体練習が始まると、すぐに野手陣が姿を消した。しばらくたつと汗だくの選手たちがぞろぞろとグラウンドに戻ってきた。立浪監督は「暑さ対策で外を走らせました。バッターはここからへばっていたら成績は残せない。バンテリンに慣れてしまうとね」と意図を説明。隣の駐車場を使ってアップをすることで、少しでも暑さ対策につなげようということだった。

バンテリンの恩恵を受けているのは記者も同じ。翌28日のマツダでの練習は午後2時開始でみっちり炎天下の中で3時間。立っているでけで滝のように汗が流れフラフラに。監督の「バテていたら勝負にならないからね」という言葉をかみしめるのだった。

土屋　善文