大野雄は1年と少し前にあった試合を思い出していた…
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- 2023年09月28日(木)
- ドラ番記者プラール
大野雄は1年と少し前にあった試合を思い出していた。26日深夜にあったチームメートのキューバ出身育成野手レビーラにまつわる海外メディアによる亡命報道。左腕の目にも飛び込んでいた。
すぐに話せる適切なコメントが見つからないのは、把握している情報量が限られているから。左腕が、そして、記者がパッと思いついたのは昨年8月5日の本拠地でのDeNA戦だった。
大野雄が先発した試合で左翼を守ったレビーラは後方への打球判断を誤った(記録は三塁打)。それがきっかけとなって失点し、エースには自責もついた。そのとき、レビーラは涙を流して悔やんでいた。
それから1年と少し。亡命報道があった26日はくしくも大野雄の35度目の誕生日だった。攻守で取り返してくれるはずのカリビアンはその日に行方不明となった。左腕の表情は曇った。
川本 光憲
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