プロ野球選手の引退試合を初めて目の当たりにした…
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- 2023年10月15日(日)
- ドラ番記者プラール
プロ野球選手の引退試合を初めて目の当たりにした。3日の巨人戦(バンテリン)で、最後のマウンドから降りたときの谷元の涙が印象深い。「もうこれで終わりなんだな」。打者を抑えた瞬間、自然に涙があふれたという。
大学と社会人を経て23歳でプロ入りした苦労人は、1年目から結果を求めて必死に腕を振り続けた。それだけに「最後ぐらいは一球一球かみしめたいな」と試合に臨んでいた。そんな特別なマウンドでミットを構えたのは、大切な戦友。2009年に日本ハムへ同期入団し、中日へ移籍してからも苦楽を共にした大野奨だった。
作戦なんて立てなくても分かり合える仲。6回2死でそろってグラウンドへ向かうと、わずか5球で打者を仕留めた。「一緒に入団して、引退も同時。最後にバッテリーも組めた縁に感謝したいですね」。思いのこもった5球は、記者の心にもしっかりと刻まれた。
石曽根 和花
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