マイティラインとは

ミュージアムにいってみようvol.2『三島喜美代 - 遊ぶ 見つめる 創りだす』 【ヤマカまなびパーク】

    • 2023年10月31日(火)
    • イベント

もっと美術館をおもしろく、もっと現代陶芸をおもしろくする講座

学芸員を講師に迎え、展覧会の見どころをはじめ収蔵品、美術館の成り立ち等についてじっくりと解説する全2回の講座です。岐阜県現代陶芸美術館と協力し開催します。三島喜美代さんの作品は見た目のインパクトから「おもしろい」という感想は持たれる方は多いかと思いますが、作品に込められた意味を読み解くまでたどり着けないことも珍しくないかと思います。この講座では展示や作品について展示企画者である学芸員に解説していただくことで、作品の持つメッセージや企画展の意図をはじめ現代陶芸のおもしろさに触れるきっかけをお届けします。また作品のおもしろさをみんなで共有する楽しさみたいなものも実現できたらうれしいです。

座学だけではわからないことも、実際に本物を見て触れることで、納得し理解が深まる講座です。一歩踏み出す学びの楽しさをぜひ体感してください。

この講座は2023年6月に開催した講座「ミュージアムにいってみようvol.1-徳川美術館」のシリーズ講座第2回目となります。

【展示について】(美術館のホームページより)

三島喜美代(1932年生まれ)は、大阪市と土岐市を制作の拠点として活動し、陶で雑誌や新聞、ダンボールなどを表現する革新的な作品で知られています。その活動と作品は陶表現と現代美術の世界に渡って展開されてきました。

油絵からスタートした三島は、1960年代には雑誌や新聞紙を画面に切り貼りした、コラージュの平面作品で注目を集めました。そして新聞を陶に転写する表現に取り組み始めます。情報化社会や大量消費社会のなかで作られては廃棄される、新聞やチラシ、ゴミを題材とする作品はユーモアを含んだ表現であるとともに現代社会の問題をみつめる作家のまなざしを伝えています。好奇心を原動力としたその創作活動は、90歳を超えた今、国際的な評価も、ますます高まりをみせています。本展は作家がみつめ、挑み続ける創作の世界を、初公開作品を含む初期の作品から最新作まで通じて紹介する、過去最大規模の個展となります。

日時・会場
第1回 2023年11月4日(土)10:30~12:00 ヤマカまなびパーク
第2回 2023年11月18日(土)10:30~12:00 岐阜県現代陶芸美術館
※会場が1回目と2回目で変わります。
2回目は美術館に出向き作品を鑑賞しながら解説します。
講師
花井素子(岐阜県現代陶芸美術館学芸員)
定員
20名
参加費
1,200円(別途美術館入館料1,000円)
    どちらか1日だけの参加もOK(1回の参加は600円)
休館日
月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)、11月24日(金)
お申込み
多治見市学習館 窓口または電話0572-23-7022